現代の薩摩切子に加わった鹿児島の「黒」
薩摩切子の技術を使い仕上げられた「薩摩黒切子」です。
生地の厚い薩摩切子の中でも特に黒色は光を通さないため、とてもカットが困難といわれています。
また、熟練の職人の中でも数人しかカットをすることができません。
この薩摩黒切子は、そんな技術の限界に挑戦した逸品となります。「JAPAN BRAND」にも選定された薩摩黒切子シリーズです。
洗練されたカットの技術は、光に当てるととても美しく輝きを放ちます。
飾っても、実際に使ってみても切子の質感や肌触りを楽しんでいただけます。
こちらは小ぶりなグラス、ぐい吞みです。
ブラックのクール&モダンな雰囲気は焼酎、日本酒に限らず、いろんなお酒やドリンクにも似合いそう。
お酒の時間も一段と美味しく楽しく過ごせそうな逸品です。
--- 商品情報 ---
製造元:薩摩びーどろ工芸
サイズ:約 直径 6 cm × 高さ 5.8 cm
素材:クリスタルガラス
※職人さんによる手作りのため、同じ商品でも色合いやサイズに違いがございます。
※上記内容を理由に、キャンセルや返品はお受けできませんのでご注意ください。
※ご覧頂く環境により色・素材の見え方などが実際の商品と多少異なることがございます。
薩摩切子は江戸末期の薩摩(鹿児島)で盛んに作られましたが、わずか数十年で途絶えてしまいます。その後、昭和後期になりガラス工房、職人たちにより復元され鹿児島県伝統工芸品に認定されました。
薩摩切子は透明のガラスの表面に色ガラスを溶着させた色被せガラスにカットを施し磨き上げられます。一番の特長であるその美しい「ぼかし」。厚みのある色ガラスをカットすることで絶妙なグラデーションが生まれます。熟練した職人の技術が必要で手作りのため大量生産ができません。
江戸末期、そして現代に復刻されてもなお人々を魅了し続けている逸品です。
薩摩びーどろ工芸 / 鹿児島
1994年に薩摩びーどろ工芸が設立され、「金赤・瑠璃・藍色」の復元が始められます。1997年に鹿児島伝統工芸品指定を受け、2006年に薩摩黒切子を発表。
薩摩びーどろ工芸はこれまでに様々な名品の数々を制作してきました。今までにない創作の色「黒」は通常は光に透かしながらガラスに切り込みを入れますが、黒いクリスタルガラスは全く光を通さないためにガラス工具の刃が見えません。そのため長年の経験と勘に基づいた高度なカット技術が必要で、他にはない唯一の色です。まさに職人の誇りが詰まった逸品といえるでしょう。そして今も薩摩びーどろ工芸は多くの人を魅了し、躍進し続けています。
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